2003/10/6(Mon)〜10/11(Sat)
九州ツーリング

10/10 島原〜熊本〜博多〜新門司〜フェリーで大阪へ

かっきーの実家を後に…


 翌朝は8時頃、目が覚めた。かっきーもほぼ同じくらいまで寝ていた。起きて布団をあげ、荷物を整理する。今日はついに帰る日だ。台所にはちゃんと朝ご飯が準備されていた。あつあつのみそ汁でようやく目が覚めた。朝食後、身支度を済ませ出発の準備。お父さんが庭で犬と遊んでいた。「良いところですねえ」とオイラが話しかけると「定年してのんびり過ごすにはやる事が無さ過ぎる…」と伏し目がちに言った。うんうん、定年まで企業戦士として戦い続けて、定年迎えてハタと困った…そんな親父さんの気持ちがよく解った。是非何か趣味でも見つけて…マジ思います。

 さて、お別れの挨拶も済ませかっきーと2台で国見町のフェリー乗り場へと向かいます。R251を朝の渋滞の中北上。島原市内でK58へ。島原城を遠くに見ながら雲仙グリーンロードへ抜けます。ここも非常に景色も良く、噴火の傷後を深く残した雲仙普賢岳が雄大に見えます。そして9時過ぎ、有明フェリーのある多比良港に到着です。乗船手続きを済ませ出航までのしばらくの間、コーヒーブレイクです。今日で九州ともお別れだ…と思うと何となく寂しいですね。

フェリーで熊本へ〜お土産ゲット

 しばらくして乗船が始まり、島原湾を渡り熊本に向かいます。30分ほどの船旅もあっという間に終わり熊本上陸!R501を北上し博多に向かいます。なんで博多かって?それは博多でタバコが買いたかったからです(ヤマちゃんお先っ!)地図を見ながら看板を見ながらR208へ。途中大牟田市内でK18〜K83へ。田んぼの中の一本道をひたすら北へ向かいます。途中コンビニ休憩。コーヒー飲みながらルートを考えていると…コンビニの隣に肉屋が…んんっ?馬刺、佐賀牛か…そう言えばお土産、カステラしか買ってなかったなあ。ちょっと寂しいかなあ?そう思うと何となく覗いて見たくなった。良さそうなら買おう。観光客目当ての肉屋じゃ無さそうだし…二人は肉屋へ向かった。肉屋は隣が焼き肉屋に成ってるらしく、ちょうど昼時だったので超忙しそうだった。ケースにかじり付く2人。そして、馬刺、グラム800円かあ…1500円ともなると、かなり雰囲気あるねえ。でも見た目にはあまり変化がなかった。一応馬刺は買おう。取りあえず出た結論はそれだった。そして、ふと横を見ると、見事にサシが入った佐賀牛だった。それはあまりにも艶やかで馬刺なんかクソだぜぇ〜位の勢いがあった。そしてこちらもグラム800円だった。オイラは店のお兄さんに聞いた。「この馬刺で幾らくらいになりますか?」お兄さんは秤に馬刺を乗せて言った「小さいけん、3000円くらいやね…」オイラは次に佐賀牛を指さし、「コレは?」と尋ねた。同じように秤に乗せ、「脂取るから6000円くらいやね…」そして戦いが始まった。どうする、どうする…でもオイラとかっきーは阿蘇で昼に6000円以上のごーぢゃす焼き肉を食べている。みんなにお土産でコレくらいは…かっきーも一口乗る!ってんで決めた。早速宅急便の用紙をもらい、お金を払った。よし、これでお土産は完璧だ…

福岡入りは大変な峠道なのね…

 思わぬ衝動買い@お土産で大枚叩いた満足感を胸に、さらに北へと向かった。佐賀県へ入りR385へと入る。東脊振りから高速って手もあったが、気持ちの良さそうな坂本峠という峠がある。こりゃ行かねば…オイラはスピードを上げて坂本峠へと向かった。所が、最初は気持ちの良いワインディングだったのが、まだ道路がきちんと整備されてないのか、途中から1.5車線道路となった。しかも段々うっそうと茂る木立の中を抜ける凄まじい道へと変化していった。こりゃキツイ!時折来る対抗車に注意しながら、やっとの思いで坂本峠にたどり着いた。かっきーはまだまだ後ろだ。とりあえず、バイクを止め、タバコ一本。しばらくすると聞こえてきた。かっきーの笑い「ひーひーひーひーひー」ある意味ハイになっていたようだ(爆)

 坂本峠で小休止し、そのままR385で福岡を目指した。山間を抜ける穏やかなワインディングから段々町へと入っていった。途中、博多ラーメンの情報収集に本屋へよった。オイラが良く使う手だ。地元の情報を地元の本屋で収集する。地元のタウン誌とかもあるしね…。で、結局出た結論。腹減ったから美味しそうなラーメン屋があったら入る(爆)かくして博多の駅を目指すのでした。

博多へ&美味しいラーメン

 段々街の中心地に近づくに従って交通量も増え、ついには車だらけ!訳の解らない状態になっていった。それでも博多駅への看板に従い車の間をすり抜ける。そして、午後2時前、博多駅に到着した。ロータリーの迷惑にならないところにバイクを止め、駅のコンコースへと向かう。おっキオスクがある。そして、タバコの自販機発見。福岡限定のH、R、C、という3種類のタバコをお土産代わりに購入。ちなみにHはハード、Rはレギュラー、Cはクールミントだそうです。ビビットな色使いはセンス抜群。こういうタバコをもっと世に広めてほしいものです。さて、腹減りのため、駅前のラーメン屋でラーメンを。その名も「駅一番」安直です。しかもココ、24時間営業です。凄い、さすが博多、ラーメンと牛丼が同じ地位にいます。お店へ入って第一印象、床が滑る…そう、24時間、豚煮っぱなしです。厨房の床はきっとスケート場の様になってると思います。スタッフの女の子とか、外に出て片づけしますから、床滑りまくりです。しかも、臭い!豚の煮た臭いとカウンターでセルフで頂く高菜の臭いが混じって何とも言えない香りになってます。で、オイラはチャーシューラーメン、かっきーはネギラーメン。味は臭いほどくどくなく、あっさり目。スープも思ったほどくどくなく美味い!結構満足です。

 さて、美味しいラーメンも食べ、博多を後にします。若干道に迷いつつ、R3へ向かう途中、発見!そう、あのラーメンで有名な「一風堂」です。偶然にも一風堂に巡り会うとは…でもラーメン食べたのは10分前(爆)仕方なく記念撮影を済ませ一風堂を後にしたのです。ふぅ〜残念、無念。

門司をめざせっ

 無事R3へ出て、北九州を目指します。まだ、時間があったのでココでチョイと寄り道。博多の北に位置する海の中道へお散歩です。R495を経てK59へ。気持ちの良い海岸線をひた走り、志賀島まで行こうと思ったのですが、途中の渋滞で思いの外時間を食ってしまい断念。大岳の市営定期船乗り場でマッタリ過ごした後、海の中道を後にします。ここからはR495を北九州に向かいただただ走るばかり。午後5時、若戸大橋(有料80円)を渡り、北九州入り。夕方のラッシュの中、巌流島を左手に見ながらR199で門司へ。K25で新門司港、名門フェリー乗り場へ6時30分到着です。

フェリー乗船

 乗船受付を済ませ、お金を支払ってチケットもらい、あぁコレでホントに九州とはお別れなのね…寂しいです。フェリー乗り場でオイラの愛煙するケントマイルド100Sを発見!九州ツーの間、一度も見なかったんです。で、マルボロばっかり。余りの嬉しさに一箱購入です。お金お入れてボタンをピッ、下からは青いケントが出てきました。「うおぉ〜間違えたぁ〜」ここでかっきー一言「小林さんも疲れとるんだねえ…」うーん、無抵抗なオイラ…図星っぽいです。

 しばらくして乗船開始!取りあえずバイクは4台。「3台先に上がって」という指示のもと、大阪ナンバーのドラッグスターの女の子(結構かわいかったねえ。今思えば声かけておけばヨカッタ…)を残して九州ナンバーのSRくん(男、君が残ればヨカッタのね)と、共に乗船。おじさんにバイクを縛り付けてもらい、船室へ。コレまた、凄いフェリーですな。部屋がどこか解らない!船員さんに聞いて右往左往、やっとの思いで部屋へ入れたのでした。(しかも、荷物重いしねえ…)荷物を置き、スリッパに履き替え(雑魚寝はスリッパ無しね)ラウンジへ向かう。おぉ〜食堂があるじゃん。ナニナニ…好奇心旺盛なオイラは食堂を見てびっくり!スキー場のレストランのような広いオープンキッチンで、料理はそれこそ居酒屋メニュー、刺身、焼き鳥からハンバーグ、ステーキ、うどん、もちろんご飯やみそ汁まで、はたまた美味しそうな生ビール…よくよく考えると何となく腹は減ってる。ビールは飲みたい!って事で間髪入れずレーンに並ぶ2人でした。

福岡コンビとフェリーでも大宴会〜

 オイラはチキンと牛たたき、かっきーは板わさとソーセージ。生ビールで乾杯!もう一杯!!、もう一杯!!!結構いい感じで酔いも回った頃、ココ良いですか〜と男2人組。「だから、さっき乗船前に大阪の女の子に声かけておけば、こんな結果にならなくて済んだのに…」心の中で悔いまくり。でも仕方ない。6人掛けテーブルで2人だから仕方ないか…愛想の良い男二人はニコニコ笑いながら「バイクですか〜?」あぁ、ありきたりの挨拶だ。もう慣れっこだ、どうせどっから来たのだ、どこ行ったのだ、いつから来たのだ聞かれて…そう思ってたら、「僕らもね、バイクの筈だったんですよ〜こいつのバイクが壊れなきゃね…」

 「えぇっ?壊れた!?バイク壊れちゃったんですか?」すると、「そうそうそう、福岡からね、フェリーで大阪行って和歌山ツーリング行こうと思って。フェリーの手前でバイク止まって、レッドバロンに引き上げ頼んで…」博多弁ってテンポ良いですよねえ。笑えて笑えて…「で、どこが悪かったんです?」「イグナイター壊れて、レッドバロンは駄目だなあ。納車1週間だよ…」いやあ、悪いが面白かった。結局2人は、「タンデムで行けば?」とレッドバロンに薦められたらしいけど、男2人のタンデムでツーリングなんてまっぴらゴメンだ!ってんで、もう一人のバイクも置いて、折角この日のツーリングのために買ったパット&インナー入りライダースジャケットもメット合羽も、とにかくバイクの装備一切置いて船に乗ったんだと…彼らがこれまた笑えて、まさに漫才コンビ、バイク壊れた方は背が低くて旧車マニア、昔のCB550の国内物も持ってるそうで…こちらはボケ役。もう一人はブラックバード乗りのパパさんライダー。体が大きく、声もでかい。こちらツッコミ役。九州のツーリングスポットの話とか、バイクの話題、岩下コレクションの話題、ツーリングで起きた笑えるネタばらし合戦など、ホント楽しい時間が過ごせました。

宴の後に…

 突然の訪問者で大いに楽しい時間が過ごせました。気づくと10時も過ぎ、レストランもそろそろ閉店の時間です。漫才コンビに別れを告げ、一旦部屋へ戻ります。かっきーは風呂へ行く…と、オイラはあまり寝たくなかったのでデッキをフラフラお散歩。途中腹減ったのでカップラーメンを食べて、ビール飲んで。もう、酔っぱらい親父状態です。で、ロビーに戻ったらまだあの二人、飲んでる、オイラも駄目押しの缶チューハイ片手に加わり、更に盛り上がる。風呂から上がったかっきーも加わってまたまた爆笑タイム。一応、自己紹介(遅いっ!)も済ませ、今度はホントに別れを告げ、部屋へ戻る。酔っぱらった体にほんのり感じる心地よいフェリーの揺れ。ただただ爆睡するしかありません。
ツーリングデータ 本日の走行距離 252km、

経費 31181円
 
交通費(高速、有料道路代)
 
 980円(有明フェリー) 80円(橋)
 
ガソリン代 1635円(16.1リットル)
 
食費 1800円(フェリー) 600円(ラーメン)
 
酒代 3000円
 
宿泊費 14700円(名門フェリー)
 
温泉 0円
 
お土産 7580円(肉)
 
その他(コンビニなど)
  
806円(コーヒー他)


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